土間収納とは、靴を履いたまま利用できる玄関になる収納のことです。土間収納があると、ゴルフバッグ・ベビーカー・自転車などを置ける、濡れたレインコートを干せる、子どもが外で遊ぶときに使うおもちゃを置きやすいといったメリットがあります。しかし、土間収納を作るとき、使うときには注意点があります。
注文住宅を建ててから後悔しないように注意点を把握しておきましょう。
●普通の押し入れで十分な可能性が
土間収納があると収納できるものが増えて、スノーボードやゴルフバッグなど大きなものも収納できます。大きなものを玄関に出しっぱなしにしていると、玄関が狭く感じて出入りや靴を履くときに不便ですが、土間収納にこういったものをしまっておけば、玄関を利用しやすくなります。
しかし、スノーボードやゴルフなどをやらない場合は、普通の押し入れで十分かもしれません。土間収納を作ると費用が高くなります。せっかく作っても使わなければもったいないので、ライフスタイルを想定して土間収納の必要性を考えてみてください。
●間取りが狭くなってしまう
土間収納を作るにはある程度の面積が必要で、土間収納のためのスペースを確保するために、間取りによっては玄関が狭くなってしまう可能性があります。玄関が狭いと自転車など大きなものの出し入れが不便になります。十分なスペースを確保できるか確認しておきましょう。
●湿気やカビの悩みの可能性が
濡れたものをそのまま収納をすると湿度が高くなり、カビが繁殖する可能性があります。これはきちんと換気をすれば解決できます。
窓を設置する、換気扇を設置するなどして、湿気・カビ対策をしましょう。除湿器を使うことも有効です。除湿器を使うためのコンセントを確保しましょう。
土間収納があると便利な点もありますが、作る際、利用する際には注意したいことがあります。気をつけさえすれば、快適に土間収納を利用できることでしょう。注文住宅を建てる際には気をつけてください。