区間を有効活用するために考えたいものが屋根裏収納(小屋裏収納)です。一戸建てには必ず屋根があり、フラット形状の屋根以外なら屋根裏収納を作ることができます。
ここでは、屋根裏収納のメリットとデメリットを紹介します。
●屋根裏収納とは
屋根裏収納とは、最上階の天井と屋根の間にできた空間を利用した収納のことです。フラット形状の屋根では収納に活用することができませんが、片流れ、寄棟、切妻など、角度がついた屋根であれば収納に活用できます。
●メリット
・収納スペースが増える
普段使うことがない屋根裏。この場所に普段使わないものを収納すれば、空間を有効活用できます。
ひな人形、鯉のぼり、スノーボードなど季節のものは、使用頻度は年に数回です。こういったものの収納場所として重宝します。
・遊び場として活用できる
子どもが小さいうちなら遊び場として活用できます。屋根裏収納は建築基準法にて最高内法高さは1.4m以下と定められていて、大人が楽々立てるほどの高さはありません。しかし、子どもが小さなうちなら十分な高さがあります。
小さかったころ、物語を読んで屋根裏の部屋にあこがれたり、冒険心をかきたてられたりしたことがありませんか。屋根裏収納を遊び場として開放してあげれば、子どもはワクワクすることでしょう。
●デメリット
・断熱
断熱材を入れないと屋根裏収納は夏は温度が上昇して非常に暑くなります。暑い場所で子どもを遊ばせると危険です。暑さの問題は断熱材を入れることで解決できます。
・上る手段が必要
屋根裏収納に上るための手段が必要です。1階から2階に移動するための階段を設置するのではなく、ハシゴなどを利用することが一般的です。上るための手段とともに、それを設置できるスペースの確保も必要です。
注文住宅なら屋根裏スペースを有効活用できます。しかし、必要でないのに作っては費用がかさむだけです。メリットとデメリットを知って、本当に必要なのか考えて注文住宅を設計してみてください。