たくさんのものを収納できて便利なウォークインクローゼットですが、設置場所や間口を考えないと利用に不便を感じてしまいます。注文住宅を建ててから「こうしておけばよかった」と後悔しないために、設置場所や間口をよく考えておきましょう。
●必要な間口は?
ウォークインクローゼットとは、人が歩けるスペースがある衣類を収納するためのスペースです。収納するスペースと人が歩くスペースを確保する必要があるので、間口は180cmほどは必要です。
1畳半ほどのスペースから設置が可能ですが、2畳ほどのスペースを確保することが理想です。2畳なら正方形、3畳や4畳なら長方形の形になります。どのような間口であっても、衣類の収納にはスペースの3分の2を利用できます。
●理想の設置場所は?
生活動線を考えて使いやすい場所に設置をしましょう。
・寝室
普段寝室で着替えをしている方は多いのではないでしょうか。寝室にウォークインクローゼットがあれば、朝起きてすぐに着替えができます。
・廊下から出入りできる位置
ライフスタイルによっては、ウォークインクローゼットの設置場所が寝室では不便に感じるかもしれません。たとえば、洗面所で身支度を整えてから着替えをする場合、寝室に戻るのは面倒です。そういった場合は、廊下から出入りできる位置に設置をすると使い勝手がよくなることでしょう。
また、寝室を家族で使っている場合は、寝ている家族に配慮してウォークインクローゼットを使わなければなりません。そういった場合も廊下から出入りできる位置にあると気兼ねなく使えることでしょう。
・子ども部屋
大きな収納を子ども部屋に設置するなんて贅沢と思うかもしれません。学校関連のものは多く、こういったものの収納場所に困っていませんか。子ども部屋にウォークインクローゼットがあれば、子どもに関連するものをまとめて一か所に収納できます。なかなか捨てられない子どもの思い出の品の収納にも便利です。
住み心地がよい注文住宅のためにウォークインクローゼットの設置場所をよく考えてみてください。